橋よりもハートストーンの方が人気かも
長崎を語るうえで、絶対に外せない年号があります。
それは、1634年です。
「いーむさし」と覚えましょう!
あまり関係ないですが、東京スカイツリーは634m(むさし)ですよね。
この年を覚えることで、長崎の大きな出来事を3つ語ることができます。
1つ目が長崎の秋の大祭「長崎くんち」が始まった年。
2つ目が「出島」の築造が開始された年。
そして3つ目が「眼鏡橋」が架けられた年です。
この1634年を覚えるだけで、「このガイドさんは詳しいな~」となるので便利です(笑)
今回は、この「眼鏡橋」についてご案内します。
眼鏡橋は、江戸の日本橋、岩国の錦帯橋と並んで日本三橋の一つで、川面に写った影が双円を描き、眼鏡のように見えることからこの名前がつけられたといわれています。
長さ22m、幅3.65m、川面までの高さ5.46mで日本初のアーチ式石橋としても有名です。
1634年(寛永11年)、当時興福寺の住職だった黙子如定という唐から来た僧侶によって架けられました。
1647年(正保4年)の大洪水で一度崩壊しましたが、以降、度重なる大洪水にも耐えてきました。
しかし、1982年(昭和57年)7月の長崎大水害によって橋は半壊し、翌年の1983年(昭和58年)に修復され現在に至っています。
眼鏡橋が架かる中島川には、他にも多くの石橋が架かっており、18橋が現存しています。
実は「眼鏡橋」と名付けられたのは明治時代で、それまでは上流から第一橋、第二橋、第三橋・・・と呼ばれており、眼鏡橋は第十橋だったそうです。
この石橋群は、寺町に建ち並ぶそれぞれの寺院の参道になっていて、眼鏡橋は興福寺の参道にあたります。
そのため、この界隈は門前町の性格を有しています。
そして修学旅行生に人気なのが、護岸にあるハートストーンです。
わかりますか?
これならどうでしょう?
さすがにわかりますよね(汗)
ハートストーンはこれ以外にもいくつかあるので、ぜひ現地で探してみてください!
この付近に少なくともあと2つはありますよ。
長崎には、他にもグラバー園のハートストーンをはじめ、あちこちにハートが隠れているので、それを探して歩くのも面白いかもしれません。
基本情報
住 所 | 長崎県長崎市魚の町・栄町と諏訪町・古川町の間 |
電話番号 | 長崎市文化財課:095-829-1193 |
アクセス | JR長崎駅から路面電車蛍茶屋行きで4分、「市民会館」又は「めがね橋」電停下車、徒歩3分 |
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