長崎カステラ
長崎のお土産でどこに持って行っても間違いなく喜ばれるのが「カステラ」。
2007年に長崎県菓子工業組合が制定した「長崎カステラ認定制度」により、一定の品質を下回るカステラは「長崎カステラ」として名乗れないようになったため、「長崎カステラ」として売られているものは、どれも美味しいカステラです。
五三焼カステラ
せっかく長崎に行くなら、その中でも特別美味しいカステラを食べたいよ
そんな方におすすめなのが、長崎カステラの最高峰ともいわれる「五三焼カステラ」です!
「五三焼」の由来は、原料の割合である卵黄と卵白の対比が通常5:5であるのに対して5:3であるためとも言われており、生地を膨らませる卵白と小麦粉の割合が少なく、焼き上げるのに熟練の技が必要となります。
泡立て、中混ぜ、泡きりの行程を丹念に行い、絶え間ない火加減の調整で焼き上げなければならないため、現在、「五三焼カステラ」を焼き上げることができる職人は長崎でもほんの数人と言われているそうです。
値段は普通のカステラより高めですが、せっかくですので是非最高のカステラをご堪能ください。
私がおすすめする最高の長崎カステラ
それじゃどこの「五三焼カステラ」が一番美味しいの?
そこまで聞きます???
どこの「五三焼カステラ」も間違いなく美味しいですよ!
でも仕方ありません、このブログを見ていただいた方だけに私の中での一番のカステラをこっそりお教えします。それは、長崎県の南に位置し、長崎市内から車で1時間半もかかる南島原市にある、知る人ぞ知るカステラの銘店「須崎屋」の「五三焼カステラ」です。
長崎人の中でもこのカステラを知っている人は少ないかもしれません。
それだけ幻のカステラなんです。
須崎屋の第5代目当主「伊藤代二さん」は、16歳の頃からカステラ職人としての道を歩み、カステラ職人歴60年以上という超ベテラン職人。
そんな伊藤さんが、自分のカステラ職人人生の最高傑作を作りたいと考えだしたのは、70歳を目前に控えたころでした。
「長崎市内の老舗以上の品質のカステラを焼きあげたい」と、亡き父親が残した須崎屋に代々伝わるレシピの中から、特別な注文が入った時だけに焼いていた「五三焼」のレシピを発見したときから、伊藤さんの試行錯誤の道が始まったのです。
昔と違って豊富な素材が入手できる現代。
原料の品質も昔とは大きく違っていて、発見した「五三焼カステラ」のレシピ通りに作ってみても、満足いく焼き上がりにはなりませんでした。
そこで伊藤さんが独自のルートで現在の最高品質の素材を集め、自らが誇る「焼きあげの技法」を組み合わせていき、試行錯誤の結果に生み出されたのがこの「須崎屋」の「五三焼カステラ」なんです。
阿波産の和三盆糖、島原の太陽卵、佐賀のもち米水飴、高級氷砂糖、どれも選び抜いた極上の材料だけを使用し、余計なものは何も入れない。
温度や湿度の変化を察知し、窯の音を聴き、火の色を見極め、長年の経験でひとつひとつ丁寧に焼き上げる。
まさに長崎カステラの最高傑作といっても過言ではありません。
私も初めて食べたときは、「須崎屋?南島原?知らないな~」と思って食べたのですが、食べた瞬間、感動すら覚えました。
長崎カステラの最高傑作を手に入れるには
このカステラを手に入れるには、当然お店に行けばいいのですが、最初にお伝えした通り、長崎市内からも空港からも車で1時間30分以上かかり、かなり離れています。
ところが、長崎空港の2階にある売店でも売られているんです。
ただし、本数限定で売り切れていることが多いので、ご注意を!
どうしても手に入れられなければ、楽天でも購入可能です。
下にリンクを貼っておきます。
贈答用には、桐箱入りがおすすめですが、家で食べるのであれば普通の五三焼かすてらで十分満足してもらえると思います。
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是非ご賞味ください!!!
基本情報
住 所 | 〒859-2202 長崎県南島原市有家町山川1200番地 |
電話番号 | 0957-82-2855 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
休 日 | 不定休 |
アクセス | JR長崎駅から車で約1時間30分 |
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